材料の表面を特殊な化学溶液で腐食(溶解)させる工法で、エッチング・腐食加工は代表的な銘板加工方法のひとつです。
腐食された凹部のマットな感じと、マスキング(レジスト)で腐食されない面とで立体的なテクスチャーとなり、その凹凸ギャップが金属ならではの高級感と上品な質感をもたらしてくれます。
ステンレス材なら耐久性・耐候性も抜群!
真ちゅう材なら、レトロで柔らかい優しい印象の銘板に仕上がります。
屋外環境で使用されるのであれば、ステンレスエッチング・腐食加工銘板をお薦めします。過酷な環境下で長期間使用する重機やプラント機器の他、船舶などの海洋環境でも充分に耐えられる事で証明済みです。
一方、ロゴをあしらってブランドイメージを大切にされたいのであれば、真ちゅうエッチング・腐食加工銘板や銅のエッチング・腐食加工銘板がお薦めです。
凹部に充填できる塗料の色は標準の黒を含めて、全9色(黒・赤・青・黄・緑・橙・紺・灰・白)からお選びいただけます。
【価格表】
https://www.minato-meiban.jp/product
①材質(ステンレス・アルミニウム・真ちゅう)の選択
②加工方法(エッチング)の選定
③サイズ(縦*横<mm>)を入力
ロット数毎の価格がすぐに分かります。
また、オプション加工なども追加でき、ご注文(決済)も可能です。
多くの場合、エッチング加工が施されるのは文字部分、エッチング加工で生成された凹部に塗料を充填するケースが全体の7~8割です。
一方で、伝える文字は全く同じでも、文字以外のエリアにエッチング加工を施すことで、かなり違ったテイストに。。ちょっとした工夫だけで、銘板の表情がこんなにも変わるから不思議ですよね。
だからこそ、こうしたことを利用しない手はありません。
設置する場所・環境や、目的などを踏まえて、どうデザインするのか。
そんなことを考えるのも、銘板を作る時の醍醐味です。
ミナト・メディアでは様々な観点から総合的に判断して、ご提案しています。
銘板のデザインテイストだけでなく、耐久性や環境にも配慮した銘板が仕上がりますよ。
昔からエッチング銘板には、何らかの色の塗料が充填され、色がついているのが当たり前……、当たり前でした。
しかし最近はトレンドに変化が。。
特にブランドイメージを大切にする工業デザイナーから人気を集めているのが、エッチング加工をしたままの梨地のようなテクスチャーが特徴の凹面を活かした「カラーレス銘板」です。
エッチング加工をしたままですので、どうしても凹面(地肌)は荒れます。ただ、それをデメリットとしてではなく、ひとつのテイスト・味として捉えて頂けるスノッブな方々からは絶大な支持を受けています。
エッチング加工で生成される凹凸のテクスチャーのコントラストが絶妙で、実に上品な仕上がりです。
エッチング加工直後のこの質感をご覧ください。
この質感がエッチングフリークから選ばれる理由です。
これまで銘板の多くは工業用途。それは機能性が圧倒的に優れていたから。
さらに近年ではエッチング加工の質感や高級感に、アパレルやファッション業界など、ブランドイメージを重視する企業から注目が集まっています。
こうしたハイエンドな質感が好まれ、企業看板や店舗サイン、ブランドタグなどにも多用されています。
そんなハイエンドなお客様の中での秘かなトレンド。それが「カラーレス仕上げ」。
エッチング・腐食加工で生成された「凹面」と加工が及ばない「材料本来の表面」とのコントラストで織りなす雰囲気は気品すら漂います。
版代などの初期費用は数量に関係なく掛かりますが、ミナト銘板ではご注文は1枚から対応いたしております。
仮に必要数量が1枚(~数枚)であっても、ご遠慮なくお申し付けください。
また、製造番号などの連番対応や1枚ずつ個別の番号が適用される銘板にも対応いたします。
ミナト銘板では、ご注文は1枚から対応可!
小ロットの銘板も安心してお任せください!
エッチングを施せる材料の選択肢は4つです。
●エッチングと言えば王道の「ステンレス/SUS」
●品や格式などを感じさせてくれる「真ちゅう/BSP」
●歴史的建造物やサインなどで使用頻度が高い「銅/Cu」
●防衛省や自衛隊など、Ⅰ種Ⅱ種銘板で使われることの多い「アルミニウム/AL」
耐久性で選ぶなら「ステンレス/SUS」を、だから工業系銘板としての利用が多いです。
一方で、「真ちゅう/BSP」を選んでいただけのは、レトロな雰囲気やトラディショナルな質感を気に入って頂ける方々。
真ちゅうや銅は、素材の特性上、「錆」が発生します。
製造工程において、その「錆」の発生を遅らせる表面処理は施しますが、その経時変化(錆)を自然な風合いとして楽しんでいただける方に人気です。
だからこそ、レストランや割烹などの店舗で、その雰囲気やブランドイメージに合わせて、「真ちゅう/BSP」や「銅/Cu」を使ったブランドサインを作って頂く機会が増えたのかもしれません。
材料のことは、私たち、ミナト銘板のコンシェルジュにご相談ください。他社では決してマネできない最適なデザイン・プランをご提案させていただきます!
「アルミニウム/AL」へのエッチングは、そのニーズが昔に比べるとだいぶ減りましたね。
だからでしょうか、アルミのエッチングに対応できるところ、以前のように職人が器用に多色の塗り分けに対応できるところが少なくなりましたね。(掲載画像にある色分け、これは大変でした!)
でも、やはりエッチングの高級感やライトな質感はたまらないんです。だからニーズは減っても、なくならない。。
それに、まだまだ、仕様を変えることの出来ない官庁系の銘板はアルミエッチングが多いです。
アルミエッチングのことでお困りでしたら、まずはお問合せ下さい。
エッチング・腐食加工の銘板は、
●工業用(機械、定格、回路、PL警告)銘板
●学校・公共施設向け銘板
●防衛省・自衛隊・海上保安庁向け銘板
●看板/表札、ブランドサイン、店舗看板
●寄付・記念・観光説明銘板
●絵画タイトル銘板 etc.
多くの用途で幅広く利用されています。
材料の在庫は適正に管理しておりますが、需要の少ない材料・板厚によっては、ご注文の度に手配いたしますので、お早めにお問合せください。
色については、加工の性質上、厳密な色の管理が難しく、同一ロット内でも多少の範囲で色がバラついてしまいます。
そこで、申し訳ありませんが、原則として上記9色の中からご指定下さい。
日本塗料工業会(日塗工)や、Dic、Pantoneなどの色のご指定がある場合は、上記 エッチングの色の特性についてご理解の上で、別途有償にて調色を承ります。
※カラーレス(無色)の場合は、直接、ご相談ください。エッチング面(凹面)に斑模様の出現が目立ちにくいデザインをアドバイスいたします。
バイブレーション加工も承ります。
※上記は価格は、材料代を含む銘板の加工作業(四辺断裁まで)の最低作業費(小計)ですので、単価はご注文数量(ロット)に応じて変動します。
また、版代・諸経費、オプション作業は、必要に応じて、別途、掛かります。
SUSエッチング銘板/t:0.5mm/W:40mm*H25mm
BSPエッチング銘板/t:0.8mm/W:80mm*H50mm
SUSエッチング銘板/t:0.8mm/W:120mm*H75mm